約250年余前から伝わる兵庫県小野市の伝統の包丁 播鍛。

播鍛

SCROLL

シリーズ

Series

  • ステンレスV金10号8層積層鋼 秘伝鍛造 
    特製手造り両刃包丁シリーズ

    皆さまに末永くご使用いただけますよう、真心を込めて鍛造し造り上げた精魂の逸品でございます。
    当サイトイチ押しのシリーズ。

    商品詳細はこちら

  • ステンレスV金10号16層積層鋼 秘伝鍛造 特製造り 
    口金付両刃包丁シリーズ

    皆さまに末永くご使用いただけますよう、真心を込めて鍛造し造り上げた精魂の逸品でございます。
    ワンランク上の逸品をお探しのあなたへ。

    商品詳細はこちら

  • 田中一之刃物製作所 田中誠貴作の最高級品シリーズ

    超高級刃物鋼材を惜しみなく使用し、一流の職人がこだわりの手打ちで仕上げた最高級の包丁。
    使う人を選ばない驚きの切れ味と扱いやすさが見事に融合。全て桐箱入りなので大切な方への贈り物としても最適です。

    商品詳細はこちら

  • 播鍛 × コラボレーション

    他産地メーカーとのコラボレーション企画品。「素晴らしい伝統技術を新しいターゲットにアピール」を共通コンセプトとし、厳選した本物をご提供いたします。

    商品詳細はこちら

ブランドコンセプト

Brand concept

播州の鍛冶職人が伝統的技術としなやかな感性を重ね合わせた、本物の一丁。
そして鍛冶の町で250年の歴史を経て生まれた播州産高級包丁。

兵庫県三木市で明治末期より鎌鍛冶として創業し、代々刃物作り一筋に取りくんできた『田中一之刃物製作所』。そして同じく小野市にて昭和初期より播州・小野金物専門に扱ってきた卸商社『河島産業株式会社』。2社のコラボレーションによってお届けする新しい包丁ブランド『播鍛/BANKA』。鋭い切れ味、錆や摩耗への強さ、美しく手に馴染みやすい柄。刃先から柄までこだわりぬいた高品質包丁を、播州から世界へ。

The skill

半世紀以上前から使い続けている炉や機械を使いながら、一つひとつの工程をすべて手作業で行っています。一丁の包丁が完成するまで、4日間以上かかりますが、手になじむ感触、滑らかな切れ味を一度味わえば、「もう、この包丁しか使えない」と思っていただけるはずです。

1. 鍛接(たんせつ)・鍛造

刃物の原型を打ち出す作業です。
包丁の刃の部分になる「鋼(はがね)」と、その強度を高める「地鉄(じてつ)」を、形を整えて重ね合わせ、約1,200~1,300℃の炉の中で熱し、一気に打ち合わせます。刃先、刃もとなど、場所によって違う最適な温度を見極めながらも、スピード勝負となる工程です。この工程を手作業で行っているのは、国内でもごく数少なくなりました。

2.焼きならし

一晩かけて熱処理した刃物表面の酸化鉄の被膜を落とし、滑らかに仕上げていきます。鉄の組織を整えることで密度が高まり、しなりが出ます。この工程を2回繰り返します。

3.焼鈍

低温で刃物を熱し、時間をかけて冷却していきます。こうすることで、金属内部のひずみを取り除き、金属組織の結晶を微細に、しかも均一にします。

4.焼き入れ

熱した刃物を水や油の中に入れて急冷することで、鋼の硬度を高め、鋭い切れ味が持続する刃物になります。鋼の種類で温度も変わります。

5.ひずみ取り

焼き入れの際に、鋼の収縮によって生じる歪みやくるいを丁寧に修正していきます。

6.成形・すりまわし

刃物の表面に切削痕が残っていると、目に見えないゴミが溜まったり、水分が残り錆びやすくなります。そこで、ある程度完成形に成形したら、すりまわり(一般的には「研磨」といわれる作業)に。この工程は、信頼のおける福井県の職人に依頼します。

7.柄付け

強化木材や、栗、ウォールナットなど。長年の経験をもとに柄の製材・加工も自社で行います。

播鍛のこだわり

Feelings of the BANKA

小野金物の伝統を継承

兵庫県南西部に位置する小野市は、古くから家庭刃物(鋏、包丁、鎌)の製造がさかんです。その歴史は250余年前までさかのぼります。とくに剃刀の製法を基に作られている播州鎌は、全国的にも切れ味の良さが高く評価され、兵庫県の伝統的工芸品に指定されています。
すべての工程を手作業で

鋼と地鉄を重ね合わせる工程から柄付けまで。『播鍛/BANKA』は、すべての工程を手作業で行っています。既製品や機械だけに頼らない作り方で、鉄の精度や強度を高めるだけでなく、手にしっくり馴染む一丁をお届けします。

洗練された機能美

切れ味、扱いやすさ、持ちやすさ。そのすべてを高いクオリティで実現した『播鍛/BANKA』。徹底的に洗練された機能美は、芸術品に匹敵する美しさです。

こだわりの柄

Discerning pattern

強く切れ味のよい長持ちする刃はもちろんのこと、直接手にふれる柄の材質にもこだわっています。

強化木柄

強度・耐水性に優れています。

栗柄

栗材は焼くと腐蝕に強いため、古くから鉄道の枕木としても使用されてきました。その特長を生かした、軽量で耐久性に強い柄です。

ウォールナット柄

重硬な木質で衝撃にも強いことから、家具や床材にも使用されるウォールナット。長く美しさを保つ高級木柄です。

伝統ある小野金物について

About classic Ono hardware

江戸時代、全国の各藩には藩のお抱え刀工「藩工」がおりました。藩主の一族や有力者は、こうした刀工に直接製作を命じたり、とくに著名な刀匠には「注文打ち」と称する個別の製作依頼をしたりしていました。 かつて「播磨国」(播州)とよばれた兵庫県南西部の中でも、小野市は、一柳家を藩主とした「小野藩」の城下町で、東隣の三木市とともに金物のまちとして栄えた地域。日本刀の原材料となる一級品の砂鉄を鳥取砂丘から採取して使っていたこと、三木市の丹生山付近でも鉄が採取されたこと、薪炭用の木材等が豊富にあったこと、さらに刀工が大勢いたことなどさまざまな条件が重なり、金物の生産向上につながりました。
古文書によれば、延享年間に剃刀が製造されたのをはじめとして、文化年間に握鋏、包丁の製造が開始されたと伝えられています。家内的工業として小野周辺に農家の副業として広がり、その後も生産技術の改良や機械化がすすみ、明治時代には品種が多様化。明治後期にはさや付けをしたナイフが開発され、小刀を改良した現在の包丁が考案されました。なかでも江戸末期に活躍した旧一柳藩の抱え刀鍛冶、藤原伊助は、剃刀の製造技術を応用して鎌を製造。「薄く研ぎやすい」「切れ味は最高で、刃こぼれも少なく錆びにくい」といわれ、その鋭利さが喜ばれ「カミソリ鎌」と呼ばれたほど。小野で生まれた鎌は今や「播州鎌」といわれ、全国の生産量の約8割を占め、兵庫県の伝統的工芸品に指定されています。 新ブランド「播鍛」を製造する田中一之刃物製作所も、かつて鎌鍛冶で発展した地域にあり、いまも鍛冶職人たちが伝統的な技術と品質を守り続けています。

鋼材について

About steel materials

鍛冶人達にとって鋼は切っても切り離す事のできない物であり、鋼の進歩により技術・性能も発展したと言っても過言ではありません。
簡単ではありますが、説明していきます。

詳細はこちら

商品ラインナップ

Product lineup

料理の仕上がり・味に重要なポイントとなるのが、切れ味の良い包丁を使うこと。
色々な包丁を試された方も、初めての方も満足いただける包丁を取り揃えました。
道具にこだわるあなたにも、料理好きなあの方にも是非使っていただきたい新ブランドが誕生しました。
鍛冶職人こだわりの手打ち三徳包丁(万能包丁)を初めとするラインナップをまずはご覧ください。

  • 三徳包丁

    野菜・魚介・肉などあらゆる素材に使用できる万能庖丁。家庭にある基本的な包丁の一つです。

    商品詳細はこちら

  • 柳刃包丁

    刺身包丁とも言い、素材の細胞をつぶさず一気に引き切る和包丁の代表。 その名の通り刺身を作るときに使います。

    商品詳細はこちら

  • 出刃包丁

    刃元が厚く切っ先が鋭く薄いので魚の三枚おろしや魚の骨など厚いものを切るときに使います。

    商品詳細はこちら

  • ペティナイフ

    果物の皮むきや料理の細かい細工に便利な小型の万能ナイフです。

    商品詳細はこちら

  • 菜切り包丁

    野菜の千切り、面取りや皮むきのほかアゴの部分を使ってジャガイモの芽をくりぬくなどの作業ができます。

    商品詳細はこちら

  • 牛刀(万能包丁)

    両刃で刃渡りが大きく肉・魚の切り込みやさばきに向いている。肉・ハム・魚などの薄切りに便利です。

    商品詳細はこちら

  • 剣型包丁

    三徳型と細身にして刃先をとがらせた型です。 牛刀と同じく肉や魚などの薄切りや筋切などに適しています。野菜やパンなどにも便利です。

    商品詳細はこちら

  • 砥石

    商品詳細はこちら

播鍛ロゴについて

About BANKA logo

「播鍛/BANKA」ロゴに込めた想い

日本の歴史ある素晴らしい伝統技術を継承していくには、古いやり方にとらわれず時代にあわせてニーズにあうものを模索し続ける必要があります。地元で制作されている刃物で勝負したい、そして海外で包丁が人気があるということから、小野市でもともと制作されていた大工道具や鎌ではなく包丁づくりに挑戦された、という「播鍛」プロジェクト。
この想いに賛同し、もっとこの『播鍛/BANKA』を通じて、全国へ、海外へ播州の刃物の魅力を伝えるお手伝いができればと思いました。
約250年余前から伝わる歴史の重さ、兵庫県小野市の伝統包丁の切れ味、播州の益々の躍進を願い、 想いを筆に込めて表現しました。

書家 
矢部 澄翔(やべちょうしょう)

現在「伝統×革新」をテーマに様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションに挑戦しながら、2020年東京オリンピックに向けて、日本の書の素晴らしさを海外で伝えるプロジェクト『世界書紀行』に力を入れている。文化交流をライフワークとしながら、TVや雑誌等の題字やロゴ等、書のデザインや制作も多数手がけている。現在、蔵造りの街 小江戸川越のアトリエを拠点にグローバルに活動中。

矢部澄翔公式ホームページへ

ムービー

Movie

展示販売について

Display and sell

当社では、播鍛の各シリーズの展示及び販売もしております。
また、試し切り体験もして頂けますので、お近くにお越しの際は是非実物を手に取ってご覧ください。
(お支払い決済は現金、PayPay、d払い、auPay、メルペイに対応しております。)
なお、ご来店の際にはあらかじめお電話にてご予約を賜りますようお願いいたします。

【展示販売所】河島産業株式会社

〒675-1335 兵庫県小野市片山町1058-1
TEL.0794-63-1238(代表) 0794-63-2169(FAX)
営業時間:9:00〜17:00
定休日:土日祝

展示会

Exhibition

  • 「播鍛/BANKA」高級手打ち包丁展示会
    2022年1月18日(火)~1月30日(日)
    ※最終日は16時まで。

  • 「播鍛/BANKA」高級手打ち包丁展示会
    2021年1月19日(火)~1月31日(日)
    ※最終日は 16時まで。

  • 「播鍛/BANKA」高級手打ち包丁展示会 
    2020年2月14日(火)〜2月25日(日)

メディア掲載

Media publication

  • Japan Brand Collection2021に掲載されました。

  • Japan Brand Collection2020に掲載されました。

  • 神戸新聞 2020年2月12(水)に掲載されました。

  • Hyogo Brand Collection2017に掲載されました。